ノエルティル
心理占星術
こんにちは。心理占星術研究会のKyokoです。 2026年1月、『成長と発展の鍵になるテーマ:2024年来日心理占星術セミナー再放送』のグループワークの2回目が、Zoom上で開催されました。 テーマは[強い天体と不器用な天体:古典的定義の心理的な解釈] 伝統占星術におけるディグニティーが強い天体(ドミサイルやエグザルテーション)と 衰弱している天体(デトリメントやフォール)を 心理占星家がどう扱っていくか? というテーマです。 心理占星家はディグニティやデビリティをどう考える? 近年、モダンアストロロジーに加え、伝統占星術も学ぶ人が増えています。 モダンアストロロジャーは、ディグニティ(品位)を考慮に入れない人が多いのですが 伝統占星術からモダンアストロロジーに移行してきた人たちは、ディグニティを含めて出生図を分析している人が多いようです。 まず、[ディグニティ(Dignity)]は[品位]とか[尊厳]と訳されていますが 本来、威厳、尊厳、 品位、気品、重々しさ,荘重、位階、爵位…等々 様々な意味を持つので、どれかに統一するよりも ディグニティと表現し、様々なニュアンスがあることを知っておくほうがよいように思います。 デビリティ(debility)は、衰弱と訳されています。 デトリメントやフォールに当たる状態ですが 本来の意味は、病気、怪我、加齢などによって引き起こされる 身体的または精神的な衰弱状態を指し 筋力、エネルギー、活力が不足していることを示しています。 ちなみに、デトリメント(detriment)は、 損害、損失、不利益、 有害物、などを意味します。 また、フォール(Fall)は、落下、降下、下落、転倒、秋、傾斜地、陥落、攻略、崩壊、没落、衰退、堕落、退廃、喪失、汚れなどを意味します いずれも、かなりネガティブなイメージを喚起させる言葉ですね。 このように、ディグニティは、あらかじめ、天体の強弱や品位を決めつけてしまうシステム。 ノエルティル心理占星術の[星は何もしない、物事を為すのは人間なんだ] という哲学とは矛盾してしまいます。 だからこそ、あえて、新里先生は、[ディグニティ]を心理占星術的にとらえなおす、という試みをされました。 ティル式は、ホロスコープ上の象徴すべてを、成長&変容していくものとしてとらえます。 ディグニティやデビリティも、そのように捉えるのです。...
2026/01/11
心理占星術
水星は太陽に最も近い惑星 水星は太陽に最も近い惑星で、公転周期は約88日。約3か月弱で、太陽のまわりを一周します。太陽の最側近であることから、神のメッセンジャーと言われています。 水星の象意は、思考・言葉・情報・伝達・理解の仕方、とされ、左脳的に理解しやすい天体のイメージですが、水星にはもっと奥深い意味合いがある…。とユキコ・ハーウッド先生は仰います。 神のメッセンジャーとしての水星、サイコポンプ(魂の道標)としての水星をクローズアップして考える講座 2026年1月23日、『サイコポンプとしての水星を心理占星術で考える』というタイトルにて、ユキコ・ハーウッドさんのオンラインライブセミナーが開催されます。参加者の水星をリーディングする『ミニリーディング』も含まれています。↓ ユキコ・ハーウッド先生にインタビュー 『サイコポンプとしての水星を心理占星術で考える』セミナーについて、ユキコさんに色々お伺いしました。 事務局: 水星に対応するギリシャ神話の神[ヘルメス]は多様なプロフィールを持つ神ですが、その中でも、亡くなった魂をこの世からあの世へと導く役割…つまりは、サイコポンプ(Psychopomp)としての役割を担っている…。これは非常に重要な役割ですよね。この多様な守備範囲が水星らしさだと感じます。 そして、この世からあの世への道を「間違えないように」案内する[運搬者]であるところは、実に水星的なのですが、その行き先があの世となると責任重大です。 そこで質問させていただきたいのは、私は、神と名のつく存在は、全員、この世とあの世を自由に行き来できると思っていたのですが、それができるのは、水星(ヘルメス)や冥王星(ハデス)だけなのでしょうか? それとも、どの神もあの世と行き来できるけれども、運搬者としての役割を負っているのが水星ヘルメス、ということなのでしょうか? あるいは、ヘルメスが運搬するのは、あの世の入り口までで、中には入らないのでしょうか? ユキコ・ハーウッド: はい、私の理解ではこの世とあの世を自在に行き来できるのは、水星=ヘルメスだけだと考えています。ハデスは冥界、ポセイドンは海を治めますが、基本的に人間界であるこの物質界に降りてくることはなく、神々の住まう天上界の存在だと思いますが。 そしてヘルメスは神の一族一員ですから、もちろん神々の天上界、そして冥界の中にも入ります。アポロの牛を盗む話とか、死者の霊をハデスの審判に案内するエピソードなどから、その様子がうかがえます。 水星記号を見ますと、十字の上の円、その上の半円と全て接触していますね。この世の人間が住む地上の世界と、天上の神々の領域を自在に行き来する。つまり神のメッセージをこの世に運ぶ働きを担うと考えられているようです。 注)惑星記号を構成する、半円、円、十字の意味については、ユキコ・ハーウッドの心理占星学シリーズ【第二部:惑星】で学びます。 事務局: なるほど、太陽系の惑星の神々の中で、この世とあの世を自在に行き来できるのはヘルメス水星だけなんですね。ハデス冥王星含め、その他の惑星の神々たちは、物質界であるこの世には降りてこない。一方、水星ヘルメスだけは降りてこれる。そこを理解しただけでも、ヘルメスの特異性を実感しました。 ところで、双子座や水星は近距離の移動、射手座や木星は遠距離の移動、とよく言われますが、冥界は最も遠い場所のイメージがあり、射手座や木星がその運搬を担当しそうに感じるのですが、なぜ、水星の神であるヘルメスが担当したのでしょうか? あるいは、冥界は意外に近いところにあり、長旅ではないのかもしれませんが。 ユキコ・ハーウッド: おっしゃる通り、水星双子座は近距離旅行、そして木星射手座は長距離旅行と、よく言われますね。そういう時の移動距離は、この世の地上の距離を指していうもので、神の領域と人間界の行き来は目には見えない異なる次元の話だと思います。例えば、私達が夜見る夢の領域と日常五感の世界が、アジアやヨーロッパといった地上の距離では測れないものを指しているように、ヘルメス水星は次元を超えることがたやすく出来る。だから、夢解きの力も水星に託された役割だと、私は考えます。 事務局: ヘルメス水星は、次元を超える能力を持っている……従来の水星イメージを大きく超えていきますね。これまでのお話を踏まえると、ヘルメス水星には夢解きの力もあるというのに納得です。双子座や乙女座のサビアンシンボル研究との整合性もとれてきます。 本日、お話を伺うにつけ、ヘルメスの神話を読むにつけ、ヘルメス水星は非常に魅力的な存在だと感じられます。 水星は太陽に最も近い天体であることから、「内なる神のメッセンジャー」と言われるとのことですが、水星自体もヘルメスという神です。 水星ヘルメスは、太陽神のメッセンジャーということでしょうか? あるいは、内なる神というのは、太陽系の惑星とは異なる、個人のハイアーセルフ的なものでしょうか? ユキコ・ハーウッド: はい、私は水星が内惑星で太陽に最も近い天体であることからしても、「ハイアーセルフ」に最も近い存在だと思います。永遠不滅の欠けることのない宇宙に働く究極の善なるスピリットを、この世に降ろしてくる力を担うと考えています。 事務局:...
2025/12/21
ノエルティル
心理占星術
[新里ひろき対面心理占星術セミナー2026]2026年4月18日〜19日に東京都渋谷区で開催決定です 創造的な占星家を目指す皆様へ! お待たせいたしました♪ [Creative Connections:テーマを紡ぐ力]募集開始いたしました。 単なる[占星家]から[Artist Analist(芸術家的分析家)]へと脱皮するためのセミナーです。 単なる[占星家]は、クックブック的な占星術の教科書の解釈を覚え、部分解釈を羅列する占星家です。 [Artist Analist(芸術家的分析家)]は、断片的な分析を統合し、チャート全体の核心的テーマを導くことができる占星家です。 ノエルティル心理占星術は[クリエイティブ・アストロロジャー]を養成するプログラム。 今回のセミナーで培う[創造的な技術]は[テーマを紡ぐ力]です。 ノエルティル心理占星術を学ぶ占星家は、もともと創造志向性が強い占星家が多いのです。 もっと言えば、一般的な占星術には、あまり興味が持てない占星家です。 ノエルティル式だからこそ、占星術への興味を維持できる、そういう占星家が多いのです。 部分解釈を暗記すれば[ホロスコープを読めるようになる]としたら ホロスコープは、なんと[つまらない]ものなのでしょう。 あるいは、占星家というのは、なんと[つまらない]職業なのでしょう。 キーワードを暗記して一方的に[運命を告げる]占星家を目指すのではなく 人間が本来持つ[成長していく力]を信じ、クライアントの潜在的可能性を対話によって引き出し、応援できる占星家を目指す。 後者になるのは簡単ではありませんが、そのためのトレーニングや学びを惜しまない。 むしろ、創造的に楽しむ!! 画家や音楽家がそうであるように、技術と感性、いずれをも磨いていく。 対面セミナーは[創造的な占星家]になるための[他にはない]トレーニングの場です。 参加資格は、新里ひろきのノエルティル心理占星術を、第三部まで受講された方。 さらに[第四部]まで受講済であることが推奨されています。 その理由は、今回の[Creative Connections]は、ノエルティル式コンサルテーションをすることを念頭においた構成だからです。 セミナーの最後には、2日間の学びの成果としての[セッション練習]があります。...
2025/11/02
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心理占星術
新里ひろき対面心理占星術セミナー2026について いただいたご質問と答えをまとめて掲載いたします。 随時更新していきます。 ☞ 新里ひろき[対面心理占星術セミナー2026] 懇親会 1)夜の懇親会というのは居酒屋さんのようなところで行うのでしょうか? 新里先生がベジタリアンなので、ベジタリアン対応のお店で行います。 個室か半個室で、関係者だけでプライバシーを守りながらリラックスしてお話ができる環境を優先しています。さらに、お料理のクオリティー、お店の雰囲気も重視して、会場を選定しています。 2)懇親会の費用は、大体どれくらいかかりますか? 過去の事例は、以下のとおりです ランチ懇親会は、2~3,000円前後大懇親会は、5-7000円前後第五部・第六部の懇親会は、7~8000円4月時点の参加人数と、その人数が収容できるレストランの料金により異なります。ただし、物価がかなり上昇しているので、料金を上げるか、料理の品数を減らすかは、4月の検討となります。 ランチ懇親会は少人数制。第五部・第六部の方で、抽選制となりますす。 再放送について 1)再放送が一年後というのは、一年間待たなければ録画された講義を見れないということですか? ビデオ編集には時間がかかること。また、一定数の参加者を募るため、約1年後の再放送を予定しております。 2)対面心理占星術セミナー2026に参加した人は、再放送を無料で観れますか? ビデオ編集には費用も時間もかかるため、再受講料が必要になります。 セミナーの録画や録音について 来日セミナーの録音や録画、撮影をして復習に利用してもよいでしょうか? 講義部分について これまで、講義部分の録音は許可されており、復習にご利用いただけます。どこまで録音が可能かは、当日、講師の指導に従ってください。ただし、あくまで個人利用にとどめ、第三者への開示や譲渡は不可となっております。 グループワークについて グループワークの録音は、グループ全員の許可があれば可能です。撮影や録画は不可です。 写真&ビデオ撮影について 講義中の撮影は不可です。セミナーの理解に必要な資料やチャート類はテキストとして事前にお渡しいたしますので、ご安心ください。 パソコンの使用 ノートパソコンでノートをとってもよいでしょうか? キーボードをたたく音が、他の人の集中力をそいだり、セミナー録画の際に雑音となる可能性が高いため、紙に筆記用具でノートをとってください。グループワークはお渡しするテキストに、直筆で書き込みながら進めていく形式となっています。 ...
2025/10/31
心理占星術
2024年11月『水瓶座の冥王星時代』が本格スタートしました 2023年3月から2024年11月は、山羊座から水瓶座への移行期 冥王星は、2023年3月23日に、水瓶座入り(1回目)した後、2023年6月11日に山羊座に戻りました。翌年、2024年1月21日に再び水瓶座入り(2回目)しましたが、2024年9月2日に、再度、山羊座に戻ってしまいます。その2か月後である2024年11月20日、3回目の水瓶座入りを果たすことで、移行が完了し、水瓶座の冥王星時代が本格スタートすることになったのです。 水瓶座の冥王星時代は2043年3月迄、約20年間 2043年3月9日に、冥王星は魚座に入ります(1回目)。つまり、2023年3月から2043年3月の約20年間が、水瓶座冥王星時代ということになります。 冥王星は、20年間という長期滞在の中で、時代精神を大きく塗り替えていくことになるでしょう。だからこそ、水瓶座の冥王星を深く掘り下げておきたい。そんなニーズに応える講座が『水瓶座の冥王星を心理占星術で考える』です。 水瓶座冥王星時代の時代精神、および、冥王星が握る『天国への鍵』について考える講座 2025年10月24日、『水瓶座の冥王星』と『天国への鍵を握る星としての冥王星』を考えるユキコ・ハーウッドさんのオンラインライブセミナーが開催されます。参加者の冥王星をリーディングする『ミニリーディング』も含まれています。↓ ユキコ・ハーウッド先生にインタビュー 『水瓶座の冥王星』セミナーについて、ユキコさんに色々お伺いしました。 事務局: 2020年の木星・土星のグレイトコンジャンクション後、「風の時代」が喧伝されるようになりました。さらに、2024年11月以降、冥王星が水瓶座に入ったことで、「風の時代」が本格的に始まったという占星家は多いです。 そもそも、歳差運動の視点から見た「水瓶座時代」が既にスタートしているという説もあります。ユキコさんは、これらの関係について、どのようにお考えですか? ユキコ・ハーウッド: この「風の時代」面白いですね。約20年毎に起こる木星と土星の会合が200年間、同じエレメント(火地風水)の星座で続くというメカニズム、発見したのは16―17世紀のドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーなんだそうですね。 この「風の時代」のテーマを考える時は、千年単位で歴史を追っていくと見えてくるものがあると思います。 あまりに長くなりますので省略してお伝えしますが、前回の「風の時代」は1185―1425年。大飢饉(1315―1317)に続く、黒死病(ペスト)の大流行(1346―1353)でヨーロッパの人口が半減したそうです。結果、領主が所有する農奴が死んでしまって、領地維持が不可能になり、農奴開放が起こったのですね。つまり固まった「地の所有の概念」を一掃してしまったことになります。 事務局: 今回の『風の時代(2020年12月~)』も、新型コロナの流行(2020年1月~)と時期が重なるので、似ていますね。高齢者を中心に新型コロナを遠因として、亡くなった人は多いと思います。特に農業を担ってきた高齢者が亡くなった後、後を継ぐ人がいない。米農家の廃業の増加。これも2024年から起こった『令和の米騒動』の遠因になっているのが興味深いです。これらは、風の時代のテーマが「撒かれた」状態であり、地の時代に形作って来た「農業や食料」「健康医療」など「地の問題」を刷新していく必要性がある、という問題意識が共有された。まだまだ問題提起という萌芽の段階ですが、これから風の時代らしい解決策を模索していくのでしょうね。 ユキコ・ハーウッド: そうですね。ちなみに「風」に続く「水の時代」(1425―1603)は、800年サイクルの終盤戦です。大航海時代で、ポルトガル、スペインといったヨーロッパの国々が遠洋航海に乗り出した時代なんだそうです。ロマンがありますね。そしてイタリアで「ルネッサンス」運動が起こった時でもあります。それまで教会ご用達だった画家が、自分の感性感情をイキイキと自由に表現しようという芸術の潮流です。それから「宗教改革」(1517―)もありました。 こうして見ると、200年毎に人類は火地風水、それぞれのテーマに沿って歩み続けているように感じます。ただ200年単位ですから、長生きしても人生100年の人間の一生と同等には考えられず、今年来年で劇的な変化があるようには思えません。 ただ長い歴史の波のうねりで考えると、「地の時代」(1802―2020)を大きく彩った「産業革命」による物質至上主義と所有の概念は、風に吹かれて飛んでいくと思います。 これに加えて、公転周期が248年の冥王星が、最後の風の星座である、水瓶座に入ったこと、地球の歳差運動による春分点の移動で、春分点が水瓶座の空間を移動することがあり、「風の時代」にスポットライトが当たっているのでしょう。 最後に。先ほども述べましたように、200年間という年月を経て、後の世で歴史を振り返ってみれば、21―23世紀までは「地の物質、所有の概念」が大きく変化した時代だったんだなあ、と思うことになるのでしょう。 事務局: つまりは、200年かけて、「地の物質、所有の概念」を、人類が世代間でバトンタッチしながら、試行錯誤しつつ、変えていくということですね。2020年、グレートコンジャンクションが起きたのが水瓶座、2023年から冥王星が水瓶座に入り、春分点が水瓶座へ、と[水瓶座]というキーワードが何重にも強調されているのが、今。今回の講座で[水瓶座の冥王星]だけでなく[水瓶座]自体への理解も深められることも楽しみです。 さらに、今回のセミナーは[冥王星]は「天国への鍵を握る星である」という切り口でお話していただくことにもワクワクしているんです。 冥王星は「死と再生の星」とよくいわれますが「死」というキーワードのインパクトがあまりにも強く、とかくネガティブに語られがちですから。冥王星への理解を深めていくためには、「再生」のプロセスと意義について光を当てる必要があると思っていました。 そして[死と再生の星]以外の別のキーワード、ニックネームも必要だと感じていたので[天国への鍵を握る星]という魅力的な表現にうならされました。...
2025/09/26
心理占星術
2025年4月から、新しい心理占星術系の研究会『家族の伝承』がスタートしました。 ☞ 『家族の伝承vol.1』 そして、2025年9月からvol.2がスタートします ☞ 『家族の伝承vol.2』 石塚隆一先生にインタビュー この研究会では『家族や家系』とホロスコープの関係性について、心理占星術の視点で学んでいきますが、それだけに終わりません。『家族の伝承』は、どんな研究会なのか? リーダーの石塚隆一先生にお伺いしました。 事務局: 数ある洋書の中で、今、石塚先生が『家族の伝承(Family Legacy』を取り上げようと思われた理由は何でしょうか? この書籍の魅力を教えて頂けたらと思います。 石塚: 私は人間の成長は「集団」の中で進むと考えています。 これは、アドラーが全ての悩みは「対人関係」の問題であると言っていることにも関連します。 そして、集団の中での最初の感覚が形成される幼少期に重要になるのが、家族という集団です。 ブライアン・クラーク先生が書いた「Family Legacy」では、必ずしも家族との関係だけを語っているわけではありません。 むしろ、家族との関係のどんな側面がその後の人生のどんな側面に関係してくるだろうか、ということを占星術の象徴を利用して追跡していく洞察に富んでいます。 私がこの本を取り上げようと考えたのは、このような視点が占星術を深く理解していくためにはとても重要だと考えたからです。 成長の「プロセス」を理解するのには必要な視点ですので、ぜひ、みなさんと一緒に深めていきたいと思いました。 事務局: 『家族との関係で培われたパターンが、その後の人間関係に影響する』という視点は、ノエルティル心理占星術と同様ですが、きっとブライアン・クラークさん独自の結び付け方があるのでしょうね。 石塚: 基本的に、心理占星術では、ノエルティル心理占星術に限らず、ほとんどのアプローチで「家族との関係で培われたパターンが、その後の人間関係に影響する」と考えます。 しかし、ノエルティル先生はそれを配置(サイン、ハウス、アスペクトなど)ごとにどんな経験をするだろうか、兄弟関係はどんな風に対人関係に影響する可能性があるだろうか、などというかたちで詳細に深めてはいません。 ノエルティル先生はある意味骨組みを重要視し、削ぎ落として骨格を浮かび上がらせることに力を注いだと考えることができます。 一方、ブライアン・クラークさんは、肉付けの材料をたくさん用意してくれています。 この本で語られている内容の大部分は自分には関係のない要素と感じるかもしれません。 しかし、関係ない要素でも一緒に参加している人々の実感のこもったお話を聞くことで興味を持って理解を深めることができるし、そのような肉付けの部分をじっくり身につけていくことでしっかりした実践的な感覚が身についていくのではないでしょうか。 事務局: なるほど、ノエルティル先生は、『木を見て森を見ず=細部にひっぱられて、ホロスコープの全体像を統合的に捉えられない』占星家に、『森を見る手法=ホロスコープを統合的に捉える手法』を教えてくださいました。 ただし『木を見る力をつける努力=ホロスコープの個々の象徴への理解を深める努力』は、各占星家の自助努力に任されている。 そして、『木を見る力』が弱いと、応用力に欠け、個々のコンサルテーションの現場で行き詰まりやすいと感じます。 その『ホロスコープの個々の象徴への理解』を『家族関係』という切り口で深めていけるのが『家族の伝承』ということですね。 ノエルティル心理占星家であれば、『家族の伝承』研究会に参加することで、『木と森』どちらも見る力がついて、占星家としてのキャパシティを大きく広げられそうです。 ...
2025/09/14
ノエルティル
心理占星術
新里ひろきの『来日心理占星術セミナー2024』 新里先生によるオープニングトーク(冒頭のご挨拶)の動画を公開しました。約6分間の短い動画ですが、対面ライブセミナーの雰囲気を感じていただけます。 従来の占い的西洋占星術とは異なる、心理占星術だからできることについて語っています。 ぜひ、ご覧くださいね。 要約 占星家の大きな役割のひとつは、 クライアントの「成長」や「発展」の鍵を見つけてあげることです。 ノエルティル先生に 「心理占星術コンサルテーションの目的は何でしょうか?」 と尋ねた際 ティル先生は、「何が潜在能力の発揮を妨げているのかを知るためだよ」 とシンプルに答えてくださいました。 従来の占いでは、人間の「運命」を知ろうとします。 一方、西洋では「人間の自由意志」が重視されていて 「自由意志」をしっかり定めれば、大体のことは実現できると考えます。 現代に生きる占星家として 「意志」と「運命」をどう統合して考えていけばいいのでしょうか? そして、私達は、本当に自由なのか? と考えた時… 実際には、私達を動かしている力が存在しているのです。 それが【無意識の力】です。 心理学では、生まれ育った環境の条件付けであったり 両親からの影響が、私たちの選択に無意識のうちに影響を及ぼしている ということが、何十年も研究されてきています。 心理占星術においても 自分たちを動かしている【無意識の力】について分析することができれば ホロスコープの見方が新しくなっていくんじゃないかと思います。 実際、研究を重ねれば重ねるほど 「この天体が来たら良くないことが起こるよ」 「この天体が来たら良いことが起こるよ」 というような古臭い占星術解釈は、現実と合わないことがわかってきています。 ...
2025/08/30
ノエルティル
心理占星術
感想
ノエルティル心理占星術マスタープログラム卒業生の望月スミレさんのインタビューです。ティル心理占星術の魅力や、卒業までの経緯を語ってくださいました。
2025/08/02