『先祖から継承する重荷と徳』ユキコ・ハーウッド先生インタビュー

ユキコ先生の新講座
[家系の糸、先祖の遺産を心理占星術で考える]
2026年9月19日(土)20時~、ユキコ・ハーウッド先生の新講座[家系の糸、先祖の遺産を心理占星術で考える]がZOOM開催されます。
2026年9月19日Zoom開催:録画視聴のみも可[8月31日:早割期限]
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ユキコ先生にインタビューしました
こんにちは。心理占星術研究会のKyokoです。今回のセミナー『家系の糸、先祖の遺産』について、ユキコ先生にインタビューしてきました。ぜひ、読んでみてくださいね。
Kyoko:
過去、1年間『家族の伝承』という研究会に取り組んできて、西洋人と東洋人では『家系の糸、先祖の遺産』に対する感覚が微妙に違うのかもと感じました。その背景には、宗教的な死生観の違いがあるのでは、と思っています。
西洋の場合、キリスト教徒が多く、人生は一度切りと捉える人が多い分、家系の影響力は強くなるような気がします。
もちろん、東洋も家系の因縁を背負う感覚があり、先祖供養を大切にしています。一方、『輪廻転生』思想があり、家系を超えた魂の系譜があると考える。今世では日本人でも、過去世はフランス人だったり、ドイツ人だったり、インド人だったりする可能性があるわけです。
ユキコさんは、英国に住まわれていて、東西の違いは感じられておられますか?
ユキコ・ハーウッド
なるほど、興味深い着眼点ですね。アジアの農耕民族は集団、家族意識が強く、苗字を先に名乗りますよね。その点では、一族が歴代引き継ぐものが大きいように思います。
一方、狩猟民族の西洋人は苗字でなく名を名乗り、個の意識が強いようですが。
Kyoko:
確かに、苗字を先に名乗るというアジアの習慣そのものが、家系を強く意識させますね。ただ、日本の場合、女性は結婚することで苗字が変わり、別の家系に入る感覚が強くなります。『血統』よりも『家制度というシステム』の呪縛が強いのが日本かもしれません。一方、中国、韓国、北朝鮮などでは、結婚しても姓が変わりません。日本は東洋の中でも、独特の家系感覚があるような気がします。
ユキコ・ハーウッド:
確かに同じアジアでも違いはありそうですね。
東西の死生観のちがいについては、仏教は輪廻転生。キリスト教は天国へ。いずれにしても、先祖の重荷を歴代背負うという点では甲乙つけがたい気がします。
キリスト教の教えに、人は罪深いもので、神が罪の贖いの為に神の子であるイエス・キリストをこの世に送られたという信条がありますね。その点で、歴代の罪の意識を背負うのでしょう。
Kyoko:
東洋では家系のカルマを背負う。西洋では先祖の罪を背負うんですね。いずれにせよ、家系が受け継ぐものというと、負の遺産が注目されがちですね。
ユキコ・ハーウッド:
先祖の遺産の中には徳もあります。高潔で清廉な人を指して「徳が高い。」と言いますよね。こういった人徳も精神的遺伝子に引き継がれるように感じます。
Kyoko:
仏教は「陰徳」と言い、儒教は「積善の家に余慶あり」と言いますね。
徳も不徳も、受け継がれていく…。先祖の責任は重大です。
ユキコさんは、ご自身の家系を何代前までたどられたのですか?
ユキコ・ハーウッド:
はい、かく言うものの、私が家系歴代に引き継がれるホロスコープの共通項という授業を受けたのは、ロンドンCPA時代ですので、戸籍抄本を取り寄せることもままならず、両親のホロスコープしか見ていません。
Kyoko:
確かに、イギリスに住んでいると、家系をたどるのは難しいですよね。
ただ、日本に住んでいても、祖父母以上の世代の「戸籍上の生年月日」は、正確でないことも多く、完全に信頼できないケースも多いです。
でも、両親のチャートだけでも、多くの気付きは得られそうですね。
ユキコ・ハーウッド:
はい、今回のセミナーはあくまで研究課題として、
Kyoko:
ただ、先祖をさかのぼっても、どんな人生送った人なのかを知っていないと、想像だけで終わってしまいそうです。生年月日だけでなく、どんな人だったのか、調べてみることも必要そうですね。
ユキコ・ハーウッド:
私は父母双方の歴史は聞かされていましたね。
母と自分のホロスコープの類似点、父と私のホロスコープの共通項から、先祖から引き継がれてきた傾向、課題を推しはかることができます。おそらくこの惑星に託されたこういった面が、自分の中で昇華されてクリエイテイブで建設的な何かで表現されなくてはいけないのだろうなあ、といった具合にです。
Kyoko:
両親のホロスコープからだけでも、見えてくるものがある。
先祖のホロスコープを観るときは、二重円(シナストリー)も見るのですよね?
ユキコ・ハーウッド:
はい。順番としては、一人一人を単独のホロスコープで観て、それから二重円を作るのが良いかと思います。いきなり二重円にしてしまうと、どうしても内円の人物中心になり、外円は内円の人物から視点になりがちだからです。
Kyoko:
二重円をつくるときは、自分を内円にするだけでなく、先祖を内円にして、先祖からの視点で自分を見つめてみるのも必要かもしれませんね。自分を客観視するために。
ユキコ・ハーウッド:
そうですね。そのように先祖のホロスコープをたどっていくと、自分のホロスコープだけでは気づきえないものが、
今回のテーマのポイントは、「
Kyoko:
両親のことよりも、直接的な接触が少ない遠い先祖のほうが、より客観的に見つめられるかもしれません。そして、私達もある程度の年齢になると、親のことも、「あの時、大変だったんだろうな。余裕がなかったんだろうな。」と理解できるようになる。
ここでの学びを自分のためだけでなく、クライアントワークにも活かしたい場合、心理カウンセリングの技術も必要になってくるかなと思います。
ユキコ・ハーウッド:
やはりカウンセリングは大切だと思います。本人の生い立ちに関して。人に寄り添う気持ちと、ホロスコープの総合判断の両方が求められると思います。
そして、これ難しいことですが、自分の色メガネで憶測して決めつけないことでしょうか。
Kyoko:
色メガネを外すためには、自分の色メガネに気付く必要がありますが、なかなか難しい。
カウンセラー自身が、カウンセリングを受ける必要があるのは、そこでしょうね。
ミニリーディングを何度も拝見していますが、ユキコさんは、独特なカウンセリング力をお持ちだと感じています。これは、ユキコさんご自身がカウンセリングをじっくり受けてこられたからではないかな、想像しているのですが…。
(※CPAでは、ディプロマをとるために、1年間、カウンセリングを受けることが求められる)
ユキコ・ハーウッド:
はい。CPA時代、1年間毎週1回のカウンセリングに通いました。
CPA学校側は「皆さん、自分でカウンセラーを選んで通って下さい。誰も知らないという人は学校側から紹介します。」と、言われていましたが
私は、Babs Kirby(バブス・カービー)ーさんというエクスペリエンシャル・アストロロジーをされている方の所に自分でお願いして通いました。
アストロロジーにも触れられ、日本の家族のことを、よく聞かれ、優しく包み込むような持ち味の方でした。この1年間のカウンセリングは今振り返ると、大きな癒しの時間だったように思います。
Kyoko:
私は、CPAが要求するカウンセリングとは、占星術を離れた純粋なカウンセリングなのかなと思ってたのですが、アストロロジーのセッションであったということでしょうか?
バブス・カービーさんは、占星術家でもあり、サイコシンセシスの臨床家でもある方ですよおね。
ユキコ・ハーウッド:
バブス・カービーさんのカウンセリングは、ホロコープリーデイングというわけではありませんでしたが、私が毎回、自分のホロスコープ持参しましたので、それを見てホロスコープに触れられることもあったのです。
Kyoko:
CPAのディプロマをとるためには、単にカウンセリングを受けるのではなく、それに対するレポートを提出する必要があったのでしょうか?
ユキコ・ハーウッド:
カウンセリングのレポートは必要ありませんでしたね。あくまでも、レポートが必要なのは、CPAで出席した授業とグループ・レッスン全てに対してです。1年間のカウンセリング‘は有意義な時間でしたが、私にとっては、やはりCPA授業の方が多大な影響があり、今の私のセミナースタイルの100パーセントはCPA授業の賜物だと思っています。
Kyoko:
カウンセリングを受ける体験は有意義だけど、それだけで、アストロロジー・カウンセリングの実力がつくわけではない。何より、アストロロジーへの理解の深さが最も重要ということですね。今回の講義も楽しみにしています。ありがとうございました。
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